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2023年06月18日
シロアリ被害の予防法
こんにちはお客様サポート課の佐々木です。
シロアリは被害がみつかってから、「駆除」をすれば良いと思っていませんか?
一度でも被害にあった木材は元の状態には戻りませんし、木材の持つ本来の力(耐力)を
発揮できなくなってしまいます。
つまりシロアリ対策の基本は「予防」です。
そして、予防策は薬剤処理もありますが少しの工夫をするだけで、シロアリを寄せ付けない
環境にすることができます。
シロアリが生息していくための4条件。
①栄養となる餌
倒木や堆積した落枝、落ち葉だけではなく、さまざまな木質材料、木、本、畳などもエサに
なります。家屋の周りに木材などが置いてあると、そこを餌場として集まってくることがあります。
②水分
シロアリは乾燥に弱く、生存には水分が必要不可欠で、常に高い湿度に保たれている場所を好みます。
例えば台所や風呂場、洗面所、トイレなどの水周りや乾燥しずらい家屋の北側、床下の湿っている部分
(土台や束柱、大引きなどの建築資材)を好みます。
③適度な温度
ヤマトシロアリは12~30℃、イエシロアリは17~32℃が最適温度と言われています。
好む温度域より高くなった場合は、地面にもぐるなど適度な場所に移動していきます。
④酸素
私たちと同じように生存するには酸素が必要です。
シロアリ被害の「予防」のポイント
①庭や外壁周り、車庫などにある木材はできるだけ撤去しておきましょう。
木材はシロアリの大好物です。
②庭にある土に触れる物に気を付ける。鉢植えなどは土中からシロアリが這い上がって
きやすいです。ウッドデッキは防腐や防蟻効果のある塗料でメンテをしましょう。
③シロアリは水なしでは生きることができません。屋根や外壁に水濡れ、雨漏り箇所が
ないか定期的にチェックするようにしましょう。
④換気口の前には物を置かない。床下の空気の流れが悪くなり、湿気がたまる原因となり
ます。換気口周りをすっきりさせ、床下に空気の動きを作ることで床下の湿度を下げる
ことができます。
少しでも気になることがあれば、一度ご相談ください。