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2023年10月06日

タイトル

こんにちは、お客様サポート課佐々木です。

 

青空が高く澄み、空気も乾燥して気持ちの良い季節です。

秋の気持ち良いお天気を利用して、フローリングや床の手入れをしましょう。

 

夏の間は裸足で歩くことが多かったり、庭やウッドデッキなどへの出入りも頻繁だったりして、

どうしても汚れがちな住まいの床。素材や仕上げ方法に合わせて、一度お手入れをしましょう。

フローリングは大きく分けて2種類あります。丸太から取った板材をそもまま床材に加工した

『無垢フローリング』と、何種類かの薄い板材を重ねて接着した「合板フローリング」です。

また、表面の仕上げにも大きく2種類があり、天然のオイルを薄く塗るオイル仕上げ」と、

ポリウレタン樹脂で表面に塗膜をつくる「ウレタン塗装仕上げ」があります。

無垢フローリングはオイル仕上げにする場合が多く、オイル仕上げは、湿気を吸収したり放出

したりする木の「呼吸」を妨げず、木の風合いもダイレクトに感じることができますが、傷など

がつきやすいといえます。 合板フローリングはウレタン塗装仕上げを施す場合がほとんど。

ウレタン塗装仕上げは、自然な風合いはかんじにくくなりますが、傷にはつよく、お手入れの

しやすい仕上と言えます。

 

無垢フローリングは水分を避けたお手入れを・・・

合板フローリングでウレタン塗装が施された床は、住宅用の洗剤で雑巾掛けをすればきれいになります。

無垢フローリングでオイル仕上げが施された床は、普段は乾いたモップで表面のホコリをとる程度の掃除

で十分。そもそも無垢の床には水分は大敵で、シミの原因になります。しかし、どうしても汚れが気にな

る時は、固く絞った雑巾で拭き、その後にワックスをかけます。(メーカー指定のものがある場合は、

それを使ってください)。また、薬品をしみ込ませた化学雑巾などは、木材の変色の原因になるので使用は

避けましょう。

昔は、現在のワックスの代わりに、米ぬかを炒って絹などの柔らかい布で包んだもので拭いていました。

米ぬかの脂分を天然のワックスとして使っているのです。現在でも、能舞台や歌舞伎の舞台は、この方法

で手入れをしているようです。米ぬかを入手して使うのも有効な方法の一つです。

 

フローリングの補修剤もいろいろあります。

合板フローリングは傷が付きにくい床ですが、万一傷が付いたり、一部がえぐれてしまった場合には、

市販の充填材を使えば目立たなくすることができます。フローリングのメーカーがそれぞれ仕上げの

色に合わせて用意しているものがあるので、床にあったものを購入しておきましょう。小さな傷なら、

市販のフローリング用の補修クレヨン、色づけペンなどで消すことができます。

無垢フローリングの傷やへこみは、その上に水を垂らし、あて布をして、上からアイロンで抑えると、

傷になった部分が徐々にふくらんで元のように補修できます。 無垢材ならではの復元力と言えます。

 

ご参考になれば幸いです・・・。

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