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2023年07月18日

エコキュートのタンクは掃除できるの?

こんにちはお客様サポート課の佐々木です。

 

最近ジメジメした不快な日が続き、なんとなくだるい日々を過ごしております。

 

今回はエコキュートについてのお話です。

貯湯タンクの仕組み

エコキュートの貯湯タンクというと四角くで背の高いボックスをイメージしますが、それは貯湯タンクユニットの外観で実際には円筒状のタンクがユニットの中に収められています。

貯湯タンクの下部には水道水の入り口があり、そこから貯湯タンクに水を貯めます。貯められた水はタンク下部にある出口を通ってヒートポンプに流れていき、ヒートポンプで暖められたお湯は、貯湯タンクの上側から供給されタンク内に貯められます。冷たい水と温かいお湯が混ざってしまうのではないかと思うかもしれません。実際にお湯と水は混ざってしまいますが、お湯は水よりも重さが軽いためタンク上部にお湯が貯まり、水はタンク下部にたまるように出来ています。最近の若い人はあまり知らないかもしれませんが、以前はお風呂でお湯を沸かすと、浴槽の上側に熱いお湯だけが貯まるため、それをかき混ぜてから入浴していました。その仕組みを利用したのがエコキュートというわけです。

 

タンクの下には不純物が溜まりやすい

水道水には様々な成分が含まれています。これらの成分は、水をお湯にする過程で折出し、タンク下部に不純物として堆積します。重さがあるため、水道の蛇口から不純物が出てくることはまずありませんが、貯まった不純物を放置し続けると、タンク下部にこびりついてしまう可能性があります。汚れはタンク下部に貯まりますので、定期的に水抜きを行っていれば、タンク内に汚れが増え続けるということはありません。反対に、水抜きを怠ればどんどん無駄なものが堆積します。これが、貯湯タンクのメンテナンスを行わなければいけない大きな理由になります。

 

タンクの水抜きの方法

各メーカーの取扱説明書を参照してください。

 

タンクの掃除方法

エコキュートは内部に手が入らないような構造になっています。このため浴槽のようにブラシなどを使って掃除するということができません。水抜きだけでもそれなりに汚れは落とせるのですが、タンク壁面のぬめりなどは水抜きでは落とし切ることができません。配管であればジャバなどの洗剤で汚れを落とすことができますが、タンク内部はとても大きいため、ジャバは効果的ではありません。素人が無理に汚れを落とそうとしても、エコキュートを壊してしまう可能性があります。タンクのメンテナンスとしては、水抜きだけにしておきましょう。

 

汚れがひどい場合は業者に依頼

何度水抜きしても汚れがまったく落ちないというような場合は、専門の清掃業者に清掃を依頼しましょう。きちんとした業者は訪問での営業を行いませんので、そのようなところに清掃の依頼をしないように気を付けましょう。

 

 

 

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