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2025.10.23
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【宮城県産材の話②】木のぬくもりを暮らしに ─ 宮城県産材の魅力と性能
森で育まれた木が、家の中に姿を変えて息づく。
高勝の家が大切にしているのは、そんな“自然と暮らしのつながり”です。
宮城県産材は、地域の気候に合わせて育った木だからこそ、湿度や温度の変化に強く、年中快適な住環境を保ちます。
また、木の香りや肌ざわり、経年による美しい変化は、自然素材ならではの魅力。
それは単なる「素材の良さ」ではなく、住む人の心にやすらぎをもたらす力です。
無垢の床を素足で歩くときのやさしさ、梁や柱に触れたときの安心感──。
宮城の森から届いた木が、日々の暮らしにあたたかさと豊かさを添えてくれます。
このコラムでは、宮城県産材の性能・美しさ・心地よさを通して、“木とともに暮らす”家づくりの価値を見つめていきます。
【1】木がもたらす“心地よさ”の理由
家に入った瞬間に感じる木の香りやぬくもり。
それは、無垢材がもつ自然の調湿作用や、やさしい触感によるものです。
木は、空気中の湿度が高いときには水分を吸い、乾燥すると放出するという「呼吸」をしています。
これにより、室内の湿度を自然に調整し、夏はさらりと、冬はしっとりとした快適な空間を保ちます。
さらに、木の表面温度は鉄やコンクリートよりも低く感じにくいため、素足で歩いても冷たくありません。
木の家にいると心が落ち着くと感じるのは、こうした“生きた素材”の働きによるもの。
宮城県産材を使うことで、その土地の気候に合った自然な心地よさを、暮らしの中で感じることができます。
【2】地域の気候に寄り添う性能
宮城県産材は、この地の気候や環境に育まれた木材です。
冬の寒さや夏の湿気といった地域特有の気候に順応しており、家の断熱・調湿性能を高める理想的な素材といえます。
たとえば宮城のスギは、柔らかく軽量でありながら、熱を伝えにくく高い断熱性をもっています。
一方でナラやケヤキといった広葉樹は、硬く耐久性に優れ、床や階段などの摩耗しやすい部位にも適しています。
高勝の家では、それぞれの木の特性を生かし、構造材から内装まで最適な部位に使用。
地元の木を地元の家に使うことは、素材がもつ力を最大限に発揮し、長く快適に暮らせる家を実現することにつながりま
す。
【3】職人の手が生む“美しさと強さ”
木の魅力を最大限に引き出すのは、人の手です。
宮城県産材は、自社製材工場所と自社プレカット工場によって一本一本ていねいに仕上げられます。
乾燥の工程では、木の内部までしっかりと水分を抜くことで、反りや割れを防ぎ、構造的な安定性を高めます。
また、梁あらわしや無垢の床など、木の質感をそのまま見せるデザインは、素材と職人の技が融合した証。
光の当たり方や時間の経過によって、木肌の表情が変わっていくのも魅力のひとつです。
量産材や工業製品では味わえない“経年美”──それこそが、宮城県産材を使う家の大きな価値です。
暮らすほどに深みを増す風合いが、家族の時間を包み込みます。
【4】まとめ ─ 木とともに暮らすという選択
木は、単なる建材ではなく“生きた素材”です。
宮城の森で育った木を家に使うことは、地域の自然や産業を守ることにつながります。
高勝の家が大切にしているのは、素材の強さや性能だけでなく、木のぬくもりがもたらす心の豊かさです。
木の家に暮らすことは、森の恵みとともに生きるということ。
自然素材のやさしさと、地域に根ざした安心感──その両方を叶えるのが、宮城県産材で建てる家です。
髙勝の家はこれからも、木の魅力を最大限に生かした家づくりを通じて、住む人の暮らしに“あたたかい価値”を届けていきます。