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2025.11.06
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Newなぜ「注文住宅」でなければならないのか? ── 髙勝の家 W.ell が考える「制限のない家づくり」
■ はじめに
家を建てる──それは人生の中で最も大きな選択のひとつです。
家族の暮らしを形にし、時間を共に刻む「舞台」をつくること。
だからこそ多くの方が、建売住宅や規格住宅ではなく「注文住宅」という選択肢に心惹かれます。
しかし、現実には「自由設計」と謳いながら、実際には多くの制約があるケースも少なくありません。
間取りがパターン化されていたり、選べる素材や設備が限定されていたり──
“自由”のはずが、いつの間にか“枠の中”に収まってしまう。
髙勝の家の「W.ell(ウェル)」は、そんな常識を超えた“本当の意味での注文住宅”を追求しています。
それは、制限を取り払い、家づくりの原点である「暮らしをつくる自由」をお客様に取り戻すこと。
このコラムでは、なぜ「注文住宅」でなければならないのか。
そして、W.ellがなぜ“制限のない設計”を実現できるのかを紐解きます。
■ 1. 「自由設計」という言葉の裏側
多くのハウスメーカーや工務店が「自由設計」を掲げています。
しかし、実際のプランは“ベースプランを少し変える”程度にとどまる場合がほとんどです。
例えば、LDKの広さや階段位置は選べても、外観デザインや構造バランスに制限があり、思い描いたプランを再現できないこともあります。
これは、施工体制やコスト効率を優先するあまり、「設計の自由」よりも「管理のしやすさ」を優先する仕組みが一般化しているためです。
こうした背景を知ると、「本当の自由設計」とは何か、改めて考えさせられます。
W.ellが掲げるのは、あらかじめ決められた制限の中で“選ぶ”自由ではなく、ゼロから“描く”自由。
土地の形状、家族構成、ライフスタイル、そして将来の暮らしまで
──すべてを設計の出発点にし、一邸ごとに最適な答えを導き出す。
それが「制限のない注文住宅」です。
■ 2. 暮らしを起点とした設計思想
W.ellの家づくりは、まず「暮らしのヒアリング」から始まります。
たとえば共働き世帯であれば、朝の支度動線や家事分担、子どもの勉強スペースの位置関係。
シニア世代であれば、将来の生活動線や断熱性能の確保、メンテナンス負担の軽減。
「どんな暮らし方をしたいか」という一点を出発点に設計を組み立てます。
このアプローチにより、空間構成が“暮らし方”そのものを映すものになります。
たとえば吹き抜けを設け、家族の気配を感じる開放的なリビング。庭と室内をつなぐ大開口。
時間の経過や家族構成の変化に合わせ、間仕切りを可変できる設計も可能です。
こうした自由を支えるのが、W.ellの技術力と構造設計力です。
構造計算を全棟で行い、耐震等級3+制震装置「KRASOL(クラソル)」を標準採用。
さらに高気密・高断熱性能を徹底し、C値0.3㎠/㎡という県内でもトップクラスの性能を実現。
性能とデザインを両立させることで、自由設計でも安心・快適な暮らしが叶います。
■ 3. 宮城県産材と無垢材が生む“本物の質感”
W.ellのもうひとつの大きな特長は、宮城県産材・無垢材の活用です。
地元の森で育まれた木を使うことは、単なる素材選びではありません。
それは“地域の自然と暮らしをつなぐ”という思想のあらわれです。
無垢の木には、触れるたびに温かみを感じ、年月とともに風合いを増す魅力があります。
リビングの床や天井、造作家具まで無垢材で仕上げると、家全体がやさしい空気に包まれます。
さらに、調湿効果や香りのリラックス作用もあり、見えない部分で住む人の健康を支えます。
宮城県産材を積極的に使用することは、地域の林業・産業を守る活動にもつながります。
「植える → 育てる → 伐る → 使う → また植える」という循環を回すこと。
それがW.ellの家づくりの根底にある“森と人の共生”です。
素材の選択が“地域と未来を守る”ことに直結する──
そんな価値観を、W.ellは家づくりに込めています。
■ 4. 全館空調がもたらす快適な暮らし
もう一つ、W.ellの家が「制限のない注文住宅」と呼べる理由に、オリジナル全館空調「MUKU冷暖」があります。
一般的に、自由設計と全館空調は相性が悪いとされています。
間取りが変わると気流計算やダクト設計が複雑になるためです。
しかしW.ellでは、構造設計と空調設計を同時に行うことで、どんなプランでも温度ムラのない環境を実現しています。
冬は床からふんわりと暖かく、夏は家全体をやさしく包み込む涼しさ。
24時間365日、家中の温度差を最小限に抑え、結露やカビの発生も防ぎます。
これにより、子どもから高齢者まで快適・安全に暮らせる室内環境が整います。
全館空調を“性能のための装備”ではなく、“暮らしの質を支える基盤”として位置づけている点も、W.ellの家づくりを象徴しています。
■ 5. 技術の裏づけが「自由」を支える
自由な設計を実現するには、構造・性能・施工のすべてが確かでなければなりません。
W.ellでは、耐震等級3+制震装置KRASOLを採用し、強靭な構造体を確保。
その上で、断熱性能Ua値0.34前後を基準に、全棟気密測定を実施。
つまり、「どんなプランでも高性能であること」を前提に設計しています。
構造計算、施工品質、素材選定、アフターサポート──
この一貫体制があるからこそ、「制限を設けない設計」が成立します。
「安心」と「自由」は相反するものではなく、技術によって共存できる。
それがW.ellの哲学です。
■ 6. 「制限のない家づくり」の本質
本当の“自由設計”とは、「好きなようにできること」ではなく、「自分たちの暮らしに本当に合う家をつくること」です。
髙勝の家の設計士は、お客様の言葉の奥にある“想い”を読み取り、図面上に具体化します。
「この窓から見える景色を残したい」「家族が集まる場所を中心にしたい」「無垢の木の香りに包まれたい」──
その一つひとつを丁寧に積み重ね、形にしていくプロセスこそ、髙勝の家が考える“制限のない家づくり”の本質です。
■ まとめ:モデルハウスで“自由”を体感する
家づくりの正解は、誰かが決めるものではありません。
大切なのは「自分たちが心から納得できる家」を見つけること。
髙勝の家 W.ell のモデルハウスでは、無垢材のぬくもり、高気密・高断熱の静けさ、全館空調のやわらかな空気感を、実際に体で感じていただけます。
吹き抜けの天井を見上げたとき、足元の無垢床の感触を確かめたとき、「これが自分たちの求めていた家だ」と感じていただけるはずです。
ぜひ一度、W.ellのモデルハウスで“制限のない家づくり”を体感してください。
自由設計の本当の意味が、きっとここにあります。