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2025.12.23

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耐震と制震は、何がどう違うのか   ―「強い家」と「揺れにくい家」は別物です―

耐震と制震は、何がどう違うのか   ―「強い家」と「揺れにくい家」は別物です―

第1章|「耐震があれば安心」という思い込み

 

前回のコラムでは、青森県東方沖地震をきっかけに、
「耐震等級3だけで、本当に安心と言えるのか」
という問いを投げかけました。

 

その中で多くの方が、
「耐震と制震の違いがよく分からない」
「どちらも地震に強い家、というイメージ」
と感じたのではないでしょうか。

 

実際、家づくりの打ち合わせの場でも、
耐震=地震に強い家
という認識が一般的です。

 

しかし、地震から家族と暮らしを守るためには、この2つを正しく理解することが欠かせません。
なぜなら、耐震と制震は、役割も働き方もまったく異なる性能だからです。

 

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第2章|耐震とは「地震の力に耐える」構造

 

まずは、耐震について整理してみましょう。

耐震とは、地震の力を正面から受け止め、倒壊を防ぐ構造のことです。
柱や梁、耐力壁を強化し、建物全体をバランスよく設計することで、
大きな揺れにも耐えられる家をつくります。

 

髙勝の家では、全棟で耐震等級3を標準仕様としています。
さらに、許容応力度計算による構造設計を行い、

 

・どの部材に
・どれだけの力が
・どの方向からかかるのか

 

を数値で確認しながら、一棟一棟設計しています。

 

これは、
「なんとなく強そう」ではなく、


根拠のある強さを持たせるための重要な工程です。

ただし、耐震構造には一つの特性があります。
それは、地震のエネルギーを建物全体で受け止めるという点です。

 

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第3章|制震が担う「揺れとダメージを抑える役割」

 

耐震構造は倒壊を防ぎますが、揺れそのものを小さくすることはできません
そこで必要になるのが、制震という考え方です。

 

制震とは、地震によって発生するエネルギーを建物内部で吸収・減衰させる技術です。

 

髙勝の家が採用している制震装置「KRASOL(クラソル)」は、
地震時の揺れに応じて作動し、建物の変形を抑える役割を果たします。

 

KRASOLの特長は、

 

・大きな揺れほど、しっかりエネルギーを吸収
・余震などの中小規模地震にも効果を発揮
・繰り返す揺れによる構造ダメージを軽減

 

する点にあります。

 

例えるなら、耐震が「踏ん張る力」だとすれば、制震は「受け流す力」。

 

この2つを組み合わせることで、倒れないだけでなく、傷みにくい家を実現します。

 

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第4章|耐震+制震の違いを、“木の家づくりラボ”で確かめてください

 

耐震と制震は、どちらが優れているという関係ではありません。
役割が違うからこそ、両方が必要なのです。

 

耐震で命を守り、制震で暮らしと家を守る。
それが、髙勝の家が考える「本当に安心できる家づくり」です。

ただし、構造や制震装置は、完成した家を見ただけでは分かりにくい部分でもあります。
だからこそ、髙勝の家では各店に併設の“木の家づくりラボ”にて、

 

・耐震等級3の考え方
・制震KRASOLの仕組み
・地震後の暮らしまで見据えた設計思想

 

を、図面や実例を交えながら丁寧にご説明しています。

 

「耐震と制震、何がどう違うのか」その答えを、ぜひご自身の目で確かめてください。

モデルハウス・各店舗でのご相談を、心よりお待ちしています。

 

耐震+制震の考え方を、各店併設の“木の家づくりラボ”で詳しくご説明しています。
ぜひ店舗で「安心の理由」をご確認ください。

 

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