WORKS

施工事例

宮城県

ミニマルモダンな平屋の家

DATA

敷地面積/ 412.42㎡
延床面積/ 115.1㎡

  • #平屋
ミニマルモダンな平屋の家

外観

「白」「BOX型」という2つのシンプルを掛け合わせた、クリーンで潔い外観。スリット窓やウッド調外壁との組み合わせでデザインに奥行を与えている。 コンクリートと石でできた外構もスタイリッシュさを際立たせている要素の1つだ。

 

間取り

広めにとったLDKを中心に、水回りと家族それぞれのお部屋がつながりあうような回遊間取り。脱衣室には屋内外どちらからもアクセス可能にし、外に洗濯物を干すのも楽に行える。

 

 

 

LDKは住まいの象徴

「家を作る時はLDKは広く取りたかったんです」とおっしゃるご主人。 その言葉が表す通り、A様邸のリビングは広々とした26帖の空間。住まいの真ん中に位置する、まさにこの家の象徴のような空間だ。 外観と同様、色味を抑えたシンプルなデザインだが、天井や床に高低差をつけたり、随所にアクセントカラーを設けることで表情豊かな空間に仕上がっている。

 

 

 

大胆な勾配天井のリビングスペース。レッドシダーを貼ることでよりその造形の魅力が際立つ。

 

高勝の家のオリジナル冷暖房システム「MUKU冷暖」を採用したA様。 「通常のエアコンと違い、居室間の扉を開けたままでも各部屋快適に過ごせます。」と顔をほころばせた。 家づくりにあたって平屋を選択したお二人。ワンフロアを開放的にデザインしたこの住まいに、MUKU冷暖がマッチしているようだ。

 


 

最後まで悩んだという天井の材質選び。一時は木質クロスを考えたそうなのだが、本物の木ならではの温かみや質感はやはり代えがたいもの。今ではリビングに腰掛けて天井を眺めるたびに癒されるのだそう。 オークの無垢床とも相性が良いようだ。

 

 

 

「キッチンに立った時に見える景色が好きなんです」と奥さま。 横並びのレイアウトは配膳や片付けがしやすいのはもちろん、家族のコミュニケーションも取りやすいのだという。 気づいたら家族が集まる時はここで過ごすことが多い、というくらいお気に入りの場所だ。

 


 

ぐるりと回遊できるペニンシュラキッチンはリクシルのリシェルSI。フルフラットな印象でスッキリとしたデザインがインテリアとしても様になる。 キッチンや照明は黒とシルバー、家電類は白で統一。木とアイアンをうまく取り入れることで無骨過ぎない印象にまとめている。

 

 

 

A様邸は「必要以上に物を置かず、すっきりとしている」という印象がある。 それもそのはず、キッチンの表側や柱の後ろなどの随所に「見えない収納」が施してあるのだ。 センスが光る雑貨は、キッチンの飾り棚に。 雑然としたものはしっかりと隠し、見せたいものだけを美しくレイアウトする。そんな美意識の高さは見習いたい!

 


 

リビング奥のたたみスペースは小上がりになっており、段差部分は収納として活用している。ベンチのように腰を掛けることができるのもお気に入りのポイントだ。 背もたれが低いソファを選ぶことで、たたみスペースに居る際にテレビ(反対側壁面)が見やすいように工夫したのもポイント。LDKのどこに居てもコミュニケーションが取りやすく、様々なくつろぎ方ができるように工夫されている。 手前側はロールスクリーンになっており、少人数の宿泊などにも使用可能だ。

 

 

 

たたみスペースは、お子さんの遊び場として活躍していた。

 


 

白からグレーのカラーリングで彩度を落とした空間に、ヘリンボーン床の存在感が映える玄関。入って左側の収納はルーバー扉で表情豊かに。 明かり採り窓から差し込む柔らかい灯りも空間デザインのひとつだ。

 


 

明かり採り窓は東向きに配置されているので朝あたたかい。 愛犬のマクシーちゃんお気にいりの日向ぼっこスペースだ。

 


 

こちらがA様の愛犬、マクシーちゃん。

 

 

 

タイルと業務ライクな水栓の組み合わせで、あえてそっ気のないイメージに。 海外のアパートメントのようなランドリースペースは、室内からも屋外からもアクセスできる。 室内からはもちろん、屋外からもアクセスできるので、汚れものを外から運んだり、洗濯の外干しの際も便利だ。

 


 

ごちゃごちゃしがちな洗面回りも、すっきりとまとまるINAXのルミシス。 一体型のボウルや不要な凹凸を排除したデザインで、クリーンな印象にまとまっている。

 


 

アッシュ系クロスとタイル調クロスのツートーンでコーディネートしたトイレ。タンクレストイレはフタ部分のブラウンが効いている。 奥行のサイズや配置にもこだわった飾り棚にも注目。置くものをあらかじめ決めてしつらえたため、消耗品もセンス良く陳列できている。

 


 

今後はお庭部分にも手を加えていきたいとおっしゃるご主人。 広々とした芝の庭は、わんちゃんの遊び場としてはもちろん、お子さんの成長にともない使い方が広がっていきそう。

 

 

INTERVIEW

お客様インタビュー

「妥協しない家づくり」にとことん付き合ってくれました

「妥協しない家づくり」にとことん付き合ってくれました

宮城県A様

Q.なぜ家を建てようとお考えになったのですか?
A.ご主人:私たちは夫婦ともに建築やインテリア好きで。なので、具体的に家づくりを始める前から何年も住宅展示場見学をしていました。

奥さま:結婚前からデートで完成見学会に行ってたよね(笑) 。ただ、主人が単身赴任だというのがネックで、本格的な家づくりは進めていませんでした。本腰入れるきっかけになったのは妊娠でしたね。「子どもが生まれるし家を持とうか」って。


Q.家づくりのテーマを教えてください
A.ご主人:家を建てるにあたって、わたしの実家が持っている土地の一部分を譲ってもらったんです。田舎の方なので土地が広かったというのもあり「平屋」がいいかなと考えました。

奥さま:子どもが独立した後のことを考えると2階は必要ないかなって。将来的に使わなくなる部屋やスペースがない、ずっと使える家がいいっていうのが二人共通の意見でした。


Q.家づくりのこだわりポイントを教えてください
A.ご主人:普通の家とはちょっと違う、特別感のあるデザインにすることです。あとはLDKを広く取るっていうのは最初から決めていました。

奥さま:私たちは基本的にシンプルなデザインが好きなんですが、そんな中でも周りとは少し違うデザインにしたかったんです。もともと建築が好きなのもあってやりたいことはたくさんありました。

ご主人:私が一番思い入れがあるのは、リビング上の勾配天井。面積も大きい部分なのでクロスではなく本物の木(レッドシダー)を貼ったのが正解だったなって。他にもこだわった部分はたくさんあります。多分、設計担当の郷内さんは大変だったんじゃないでしょうか(笑)。

奥さま;私は水回りの配置などの生活動線にはかなりこだわりましたね。特に気にいっているのは横並びのキッチン・ダイニングレイアウト。ごはんの配膳が楽になったし、主人が帰ってきた際はコミュニケーションが取りやすいです。

ご主人:確かに、帰ってくるとダイニングでくつろぐことが多いですね。


Q.高勝の家を知ったきっかけは?
A.ご主人:性能や機能について勉強していく中で全館空調のことを知りまして。中でも冷暖房機器が表側から見えない「床下エアコン」を自分の家にも導入したいなと思ってネットで調べたんです。そこで知ったのが高勝の家でした。

奥さま:全館空調は私も取り入れたい機能のひとつでした。部屋ごとに温度が違ったり廊下が寒いとどうしても一つの部屋にこもりがちになっちゃうじゃないですか。その点全館空調だと扉をあけっぱなしにできるような解放感があるかなって。


Q.高勝の家での家づくりに決めた理由はなんでしょうか?
A.ご主人:床下エアコンを施工する会社や高気密をうたっている会社を何社か見学し、高勝の家を含む2社まで絞ったんです。どちらの会社にするかは最後まで悩んだんですが、決め手は営業担当の佐藤さんのきめ細やかな対応でした。

奥さま:私たちは結構細かいタイプなんですが(笑)、佐藤さんは全部にしっかり付き合ってくれたんですよね。「妥協したくない」「あいまいなままで進めたくない」という気持ちが強い私たちに、しっかり対応してくれて。ひとつひとつ「確実にこうなる、こうできる」っていうところまで話してから次を進めてくださったのが大きかったです。

ご主人:きめ細やかさで言うと設計担当の郷内さんもそう。私たちの希望に根気強く向き合って設計してくださったと思います。おかげさまで細部まで満足いく家に仕上がりました。
実は最後まで悩んだ別の会社さんからもプランを提案していただいていたんですが、最初のプランが私たちの希望と違っていて。納得がいくデザインや間取りができるまでに時間がかかりそうな印象だったんです。ですので、話をしっかり聞いて、1回目からピントの合った提案をしてくれた郷内さんがいることも会社選びのポイントだったと思いますね。


Q.家づくりで不安だったこと・大変だったことはありましたか?
A.奥さま:やっぱり予算的なことやお金関係ですね。初期の段階でファイナンシャルプランナーさんに相談して、その内容を自分たちにとって更に現実的なところまで落とし込んでライフプランを練りました。

ご主人:私は建築とは違うのですが仕事柄CADが使えるので、設計士さんにお願いするときに自分で作ったたたき台の間取りを持って行ったんですよ。そのたたき台を作る時は大変でしたね。何回も妻からダメ出しをくらいました(笑)。何度も調整して「もうこれ以上は自分には無理だ」というところまで作って、それを郷内さんに収めてもらいました。特に水回りの配置は自分では収めきれなかったのですが、動線を確保しながら理想を実現してもらえました。


Q.家づくりの思い出を教えてください
A.ご主人:妻の妊娠・出産と同時並行での家づくりだったので大変なことも多かったのですが、自分たちが決めたものが形になっていく様子を見たときは感動しました。


Q.完成したお住まいに住んでご感想はいかがですか?
A.ご主人:単身赴任なので週1回の帰宅が楽しみです。でも過ごす時間が短いのでまだ慣れないですね。スイッチ類の把握ができていません(笑)。引き渡し後、夏しか住んでいませんが機能的には満足してます。

奥さま:ソファでくつろいでいると、家を建ててよかったなぁと思います。気密性、断熱性も想像通りですしMUKU冷暖も快適ですね。


Q.これからお家の中に取り入れていきたいモノやコトはありますか?
A.奥さま:子どもがもう少し大きくなったら小物や植物を増やしたいです。

ご主人:フェンスなどの外回りも、もう少しブラッシュアップしたいですね。


Q.家づくりを検討されている方へ向けてアドバイスをお願いします
A.奥さま:妥協しないことが大切だと思います。注文住宅はクロスから照明まで決めることがたくさんあります。私の場合出産と家づくりの時期が被って大変な時もありましたが、それでも一つひとつをちゃんと吟味して決めたことが満足につながりました。クロスなどのメーカーさんにも足を運んだのですが、しっかり写真を撮ってこだわりと予算のバランスを取りながら選んでいくことをお勧めします。

ご主人:まず自分なりに勉強することの大切さを感じましたね。主にYoutubeやインスタで勉強してから家づくりをはじめたのが良かったなと。

奥さま:一時期、ラジオみたいにずっと家づくり系のYoutube流してたよね(笑)

ご主人:自分が知識をつけることで、メーカーのホームページに載っている情報の意味が分かりますし、それが安心にもつながったと思います。


Q.最後に、家づくりを振り返っていかがでしたか?
A.奥さま:大変なことも多かったけど充実していました。この1年はエネルギーの全てを家づくりに注いだので「なんでここまでこだわるんだろう」と自分のことながら嫌になることもあったんです(笑)。でも、子どもの頃から好きな間取りづくりやインテリアなので、基本的には楽しめたなと思います。

ご主人:実際に形になる前から立体を想像して考える、という作業が楽しかったです。

奥さま:あとは個人的に、将来やりたいことが増えました。もともとCADの資格を持っているんですが、家づくりを通じてすごく刺激を受けたんですね。子どもが大きくなったら、資格を生かして設計の仕事に携われたらいいなって考えてます。