WORKS

施工事例

宮城県登米市

ヴィンテージと暮らす家/STAND BY HOME「YAT」

DATA

敷地面積/ 227.4㎡
延床面積/ 86.24㎡

  • #平屋
ヴィンテージと暮らす家/STAND BY HOME「YAT」

 

外観

低く抑えた大きな屋根とどっしりと重厚感のあるデザインが魅力の「YAT」。眼前に広がる田園の景色を独り占めできるようなロケーションも魅力だ。Fさんも休日はウッドデッキでコーヒーを飲む時間がお気に入り。

 

 

 

間取り

一人暮らしを前提に平屋を選んだFさん。廊下が少ないひと続きの間取りは一人でのくつろぎタイムも来客時も使いやすい。

 

 

 

LDK

「この家のテーマは、ちょっと品のいい老人が住む家です」と言うFさん。 彼はまだ40代。言葉だけで聞くとピンとこないのだが、実際にお邪魔するとたしかにこれは「ちょっと品のいい老人が住む家」なのである。 まるで長く大切に住み継がれてきたような風情を漂わせているが、ここは昨年できたばかりの新居。雰囲気づくりに一役買っているのは、趣味でコレクションしているヴィンテージの数々だ。

 

 

 

前の持ち主も愛用していたことを感じさせるチェア。 キズにも愛着がわきそうな味のある佇まい。

 


 

業務ライクな木の棚は、昔は何に使われていたのかな?と考えるものも楽しい。真空管アンプは現役で使えるものだそう。

 


 

「夜の雰囲気はもっといい感じなんですよ」とおっしゃるFさん。照明一つとってもこのセリフの裏付けに十分。

 


 

ちょっとすり切れたラグも空間デザインのアクセントに。

 

 

 

物が多いのに乱雑に見えないのは、レイアウトバランスの妙。 木と漆喰の2色でミニマルにまとめた内装デザインもヴィンテージ家具と相性が良いようだ。 大阪の家具店『トラックファニチャー』を参考にした室内窓も印象的。

 


 

くつろぎスペースいろいろ

帰ったらまずはここに座るというFさん。 オリーブグリーンの1.5人掛けソファの前には薪ストーブ。横に目を向けると広々とした田園風景という、贅沢なスペースだ。

 

 

 

薪ストーブの好きなところは「火を目で見られるところ」だという。この揺らぎに日々癒されているそう。 取材したのは3月。「あたたかい日が続いてさみしいですね」と笑顔を見せた。

 


 

セカンドリビングはあえて壁で区切っておこもり感を演出。 YATの標準プランをアレンジして、屋根の形そのままの吹き抜けに。さらに室内窓でリビングと緩くつなげることで気持ちの良い空間に仕上がっている。

 


 

この部屋にはテレビも用意したが、音楽を聴いたり本を読んで過ごすことが多いという。

 


 

ベッドに入る少し前の時間を贅沢にしてくれるチェア席。 一つの家の中で、様々な形のくつろぎスペースを用意しているFさん邸。気分によって過ごし方を工夫するのも楽しそうだ。

 


 

キッチン

ウッドエッグガーデン仙台で知ったメーカー「ウッドワン」に一目ぼれ。自宅での採用を決めたそう。

 

 

 

背面の棚はオリジナルで制作。ピッタリとはまったレイアウトの気持ちよさはオリジナルならでは。

 


 

今後の楽しみ

造園関係のお仕事をされているFさん。 暖かくなったらご自分でお庭を作るのを楽しみにしていた。 (この木は撮影のために急ぎで植えてくださったそう…!ありがとうございます) ウッドデッキがより居心地の良い空間になりそうだ。

 

 

INTERVIEW

お客様インタビュー

希望が形になって、そこに住むことができる。それって最高ですよね。

希望が形になって、そこに住むことができる。それって最高ですよね。

登米市 F様

Q.なぜ家を建てようとお考えになったのですか
A.40歳になったのが大きなきっかけでした。それまでは実家暮らしをしていたので、節目の年を迎えて自分の家を持とうと。
一人暮らしを前提に考えたので「平屋がいいな」というのは最初から決めてましたね。老後の生活がしやすいというのも重要なポイントでした。


Q.家づくりのテーマを教えてください
A.「ちょっと品のある老人が暮らす家」ですかね…(笑)。もともとアンティーク家具とかの古くて味があるものが好きで集めていたんです。それを生かせるような家づくりがしたいなと。

あとはアウトドア感。私はアウトドアは好きなんですけど泊まらないで帰ってくるような遊び方が好きなんですよ。最終的には毎日帰ってくる場所ですから家でもちょっとしたアウトドア気分を味わえると幸せだなと。


Q.家づくりのこだわりポイント
A.実は最初はインナーガレージ付きの平屋が建てたかったんですよ。メーカーを決める前に土地を決めていたのですが、いざ作ろうとしたら土地にガレージが収まらないことがわかりまして…。
ガレージを断念した分、予算は部屋のディテールの作りこみに回しました。LDKをクロスではなく漆喰塗りにしたり、室内窓を設置したり。薪ストーブも設置して暮らしのクオリティが上がりましたね。


Q.こちらの土地はどのように探されましたか?
A.ここが通勤路だったんです。売り出し中の看板が建っていたのがきっかけです。
最初はもっと山の方に住もうかと思っていたんです。休日に裸で過ごせるくらいの。でも冷静に考えると山の中はちょっと大変だなって(笑)。
今の土地は、自然に囲まれてはいるものの少し走ればお店もあるちょうどいい場所。結果ここにして良かったと思ってます。


Q.高勝の家(スタンドバイホーム)を知ったきっかけは?
A.本格的に家づくりを始めるよりもかなり前(2016年)に、テレビCMで知って見学にいったことがあるんです。私は切妻屋根の形が好きで。STAND BY HOMEの中でもこの「YAT」のデザインがかっこいいなというのが第一印象ですね。


Q.他の建築会社も検討されましたか?また、高勝の家の印象はいかがでしたか?
A.総合住宅展示場もお邪魔しましたし、アウトドアテイストのメーカーさんも数社見学しましたね。どのメーカーさんもそれぞれ個性があって素敵だったと思います。


Q.高勝の家(スタンドバイホーム)での家づくりに決めた理由はなんでしょうか?
A.営業担当の鈴木さん、伊藤さんが真摯に対応してくださったのが大きかったです。「何人で住むんですか?」という質問に「一人で住む予定です」と返したときに、一番前向きな感じで対応してくれたのが高勝の家だったと思います。


Q.家づくりで不安だったこと、大変だったことはありましたか?
A.不安なことはあんまりなかったんですよね。家づくりは楽しさしかなかったです。
自分の好きなもの、希望したことが形になってそれに住むことができる。それって最高ですよね。
住むまでの時間も本当にわくわくした気分で楽しませてもらえました。


Q.家づくりの思い出を教えてください
A.やっぱり上棟の時かな。朝だけ立ち合いしたんですが、その瞬間は「覚悟してやらねば」と思いましたね(笑)。
工事期間中は大工さんとのお話も楽しくて勉強になることが多かったです。工事担当の小野寺さんから届く週報(工事の様子を写真と文章でお送りするお手紙)も楽しみでした。


Q.完成したお住まいに住んでご感想はいかがですか?
A.言うまでもなく最高です。
一番のお気に入りはキッチンに建った時の眺め。平屋ならではの見晴らしのよさが気持ちいいです。


Q.これからお家の中に取り入れていきたいモノやコトはありますか?
A.大人数での来客もあるので、キッチン横の部屋の壁を抜こうかな?と思ってるんです。ダイニングだけだと大人が6人くらいでちょっと圧迫感もあるので。キッチンの横と前をパーティスペースにしたら楽しそうですよね。

あとは外構。そろそろ暖かくなってくるので自分で作りたいと思ってます。


Q.家づくりを検討されている方に向けてアドバイスをお願いします
A.お金のこともあるから相談しながらですが、基本やりたいことはやったほうがいい!「やらない後悔よりやる後悔」だと思います。
あと、家づくりを考えたらまずはいろいろな展示場を見るのが手っ取り早い。実物を見ることで自分のやりたいこともわかってくると思います。


Q.最後に、家づくりを振り返っていかがでしたか?
A.決断の場面ではその都度悩みもありましたが、総じて楽しかったです。これからも自分で手を加えながら、平屋ライフを楽しみたいですね。